国鉄型気動車備忘録

国鉄型気動車に関する事を主に書くブログのつもりでした…

キハユニ25 7

国鉄気動車備忘録 No.85 (3万アクセス達成ありがとうございます)
 
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1962年7月17日、新潟鉄工所で落成し、配置区は稚内でした。
稚内から移動したことはなく、最終配置区も稚内です。廃車年月日は1981年7月30日です。
撮影日は1981年3月4日で、場所は浜頓別駅です。
 
キハユニ25 6が落成後わずか3年で焼失廃車されたために製造されたのがこの車両です。
キハユニ25 1~6がキハ21に準じているのに対して 7はキハ22に準じているので窓、乗客用ドアの位置、台車などが異なり別形式としてもおかしくないくらい違っています。1両しか造られませんでしたのでかなりレアな車両で、気動車ファンの間でも人気が高い車両でした。出来れば先頭車の時に撮りたいと思ったものです。
 
イメージ 2
 
キハユニ25 7の列車が浜頓別駅を発車します。2番線を使っているので音威子府行きになります。
右側に見えるキハ22 66は興浜北線の北見枝幸行きです。1980年当時の浜頓別駅は興浜北線の乗り換え駅であり、貨物の取り扱いも行っていたので時間帯によってはそこそこ賑わっていました。
興浜北線は天北線の下り普通列車に全て接続しており(最終列車を除く)、音威子府からの接続を重視していたようです。しかし、急行「天北」からの乗り換えは悪く(下り1時間待ち、上り2時間待ち)ほとんど無視しているみたいです。特急至上主義の現代では考えられない乗り継ぎですね。
   
参考文献
鉄道ピクトリアル 通巻823・826号
国鉄気動車ガイドブック